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2017年12月20日 (水)

オリエント急行殺人事件

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TOHOシネマズ新日本橋で「オリエント急行殺人事件」を観てきました。夜だし人少ないのかなーと思ってたらさにあらず、ほぼ満席。デートに観るのにすごくいい映画ですもんね。

この世界的名作を前にしてあらすじもへったくれもありませんが、まあ要するに名探偵エルキュール・ポワロが乗り合わせたオリエント急行の中での殺人事件に臨むって話です。

私は原作はもちろんのこと、イギリスのTVシリーズのデビッド・スーシェ版「名探偵ポワロ」の大ファンでして。こちらも繰り返しセリフを憶えるくらい観てるわけですが、この大ファンにどのようにアタックしてくるのか。かかってきなさい。

 

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で、ですね。めっちゃイギリス風の、なんならアクションもこなしちゃうケネスポワロも悪くない。むしろ好きかも。ただ、この映画、

ケネスの、ケネスによる、ケネスのためのポワロ映画です。

それぞれのロケ地の風景が素晴らしく、まるで豪華版「世界の車窓から」を観ているようで、思わず旅情を掻き立てられます。イスタンブール行きたくなっちゃった。そこの真ん中を厳かに走り抜ける豪華列車。しかもポワロが乗るのははファーストクラスですのでその優美さと言ったら動く高級ホテルです。

その豪華列車に乗っているのは上の画像を観ていただけるとおわかりになるとおり、デイム・ジュディ・デンチ、ミシェル・ファイファー、ウィレム・デフォー(この人出てくるともうすでに怪しいグリーンゴブリンちゃん)、ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス(美しすぎて宣教師という役が浮くほど)ほか演技派をぎっしり。これで何本映画を作れるのでしょうってくらいです。贅沢。

その中でケネスがシェークスピア劇のような雰囲気で動き回り、私たちを圧倒します。これだけでも観る価値あり。ですが、これだけの芸達者を揃えておいて、演技力の見せ場があるのはケネス以外にはミシェル・ファイファーだけなのです。まあこの人はものすごい重要人物なので見せ場がないとダメダメなのですが、これだけの芸達者がもったいなくないの?と思うのは私が貧乏性だからなのでしょうか。

TV版ではそれぞれがクライマックスでじっくりあることを見せる演技をするので、そこがす-ごく泣かせるし恐ろしいのですが、映画版ではさあ!と思ってたらサックリ終わっちゃってびっくり。これだけの俳優使っといて!まあ、これが贅沢というものなのですかね。

しかもさんざん悩んだポワロが導き出す結論は原作通りだしTV版や旧作映画でも変わらないのですが、結論を導き出す理由付けがこれかい…といささか拍子抜けしてしまいます。

どうなのかなあ、観てすっごく楽しい映画ではありますが、もうシリーズ化が決まっているという次回作においては、脚本家は変えた方がいいかもしれません。アガサ・クリスティーファンが騒ぎ出すレベルではありませんが、素材を生かす貧乏性の脚本家募集中です。

あ、そうだ、忘れてた。伯爵役でセルゲイ・ポルーニンが出てるのですが、はっきり言って演技とかそういうレベルじゃないですね。美しいですけど。この芸達者ひしめく中ではちょっとかわいそうだったかな。

 

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