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2017年6月14日 (水)

夜に生きる

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新宿ピカデリーで「夜に生きる」を観てきました。

 

アメリカでは2週間で打ち切られたとか、あんまりいい噂を聞かないし、なんちゅうても原作があの「ミスティック・リバー」のデニス・ルヘインと聞けばもう嫌な予感しかしないのですが、それでも最近のベン・アフレックの監督作品と聞けば観に行かざるを得ない。

 

禁酒法時代のボストン。警察幹部の息子として厳しく育てられた反動から、ギャングの世界へと入っていくが…

次から次へと襲う絶体絶命の危機を頭脳ひとつで切り抜けていく主人公ジョーの痛快だけれど孤独な半生。あらら、意外に胸にしみたわ。でもこの主人公の役はベン自身ではなく違う人を使って撮った方が良かったのでは…だってベンってあまりにも表情筋死に絶えてるよ。

 

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クライマックスシーン、わーこれもう絶対死亡フラグでしょってとこからの凄まじい逆転劇には脱帽。スカッとしましたが、その後再び襲ってくる虚無感と行き場のない孤独を救うのが、かつて自分を窮地に陥れた存在の言葉であった、というあたり本当に素晴らしい展開でした。

ミスティック・リバーは救いようがなくてただひたすら虚無の世界でしたが、今回は静かな救いがあって帰りのエレベーターの中で落ち込まずに済んでよかったです。

とにかくエル・ファニングが美しくて驚きました。まるで雨上がりのピンクのバラの蕾のよう…この汚れなき美しさがジョーの心の聖母になって彼の心を満たしていく。殺伐として救いのないギャングの世界に見たオアシスはジョーの心にしみわたり、これからの人生の大きな支えとなって永遠にジョーの中で生き続けるのです。

思ったよりもずっと大がかりなギャング映画だし受け取るメッセージは重いものがありますが、意外にも観た後には優しい気持ちになれる不思議な映画でした。

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