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2017年5月10日 (水)

バーニング・オーシャン

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吉祥寺オデオンで「バーニング・オーシャン」を観てきました。

スタジアムシートではないので普段はこの劇場では観ないのですが、上映時間がちょうどいいのはここしかなかったので。今回チケットを窓口で買うときに席を指定して予約できるようになったのがわかったので、わざわざ前に人のいない所を教えてもらってチケットを買ったのですが、上映直前に背の高い男性が前に座ってしまって字幕が見えづらい…bearing予約制だから席の移動も出来ないし、悩ましいです。

劇場を見回すといろんなところが新しく改装されていて、椅子もきれいで広いものになっていましたし、トイレもきれいで、廊下のカーペットも新品。待合に椅子とテーブルまであって、時間まで立って待ってなくていいのです。あー、これでスタジアムシートだったら電車や車に乗ってわざわざ映画観に行かなくていいのになあ。残念無念です。

メキシコ湾に浮かぶ石油掘削施設ディープウォーターホライズン(海の深い部分にある石油を掘削するためアンカーを打ち付けたりせず、可動式の巨大な設備が文字通り浮かんでいます)で働くマイク(マーク・ウォールバーグ)を中心に、2010年4月20日に発生した爆発事故で一体何が起こっていたのかを徹底的に再現した映画です。

技術的な表現が多いためわかりにくい部分も多々ありますが、ヤフー映画のコメント欄にいわゆる「中の人」が説明をわかりやすく投稿されていて助かりました。あと、事実に基づく話ですので、ネタバレとかは気にせずHPの「ストーリー」欄を読んでから観るとさらによく理解できます。

しかしここでもやはり邦題で苦しんだ跡が見えます。現題は「ディープウォーター・ホライズン」。アメリカの人ならあああの事故ね、とピンとくるらしいですが、日本ではこないです。かといって、メキシコ「湾」なのに「オーシャン」ってのもどうかと…目の前で燃え盛る石油の海を見たらやっぱりバーニング・オーシャンという気分なのかしら。

 

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人災によって尊い人命が失われ、メキシコ湾に大量の原油が3か月にわたって流れ出したのは決してあってはならないことでした。「死者」ではなく「行方不明者」なのは、この施設が炎上ののち沈没してしまったから。ご家族の気持ちたるや想像を絶します。この映画を最後まで観ると、決してこの映画が単なるスペクタクルやアクション映画ではなく、鎮魂の要素が多分にあることがわかります。特に「点呼の場面」は涙失くしては見られません。

この映画のおかげで得た知識もたくさんあります。海のむこうにある施設まで船で行くのだと思っていましたが、巨大ヘリポートから輸送ヘリに乗って施設のヘリポートまで乗っていくのね。リアルなセットのおかげで石油掘削の方法を目で見ることも出来ましたし、いったん事故が起こってしまったらどうなるのかも。

噴出した汚泥の勢いで機械が破損し、その部品が今度は爆発の時にものすごいスピードで襲ってきたり、爆風で吹っ飛ばされた上にガラスの破片が風上に向いていた体の部分に無数に突き刺さったりと描写がリアルなので恐ろしさ倍増です。

ただ、冒頭部分で「予兆」のような表現が多くてうんざりもします。もっと普通の生活の積み重ねのほうがより一層リアルかつ心を打つ気もしますが。

それにしてもみんなトシとったなあ。ジョン・マルコビッチやカート・ラッセルもすっかりおじいちゃんっぽくなっちゃって。若い時にはなんだか胸焼けするような感じがしたもんですが、トシとったおかげで油っ気が抜けてちょうどいい雰囲気です。マーク・ウォールバーグもおでこのサルじわがすごくてcoldsweats01トム・クルーズみたいに整形でしわ取りとかしないのかしら。この飾り気のなさがまた好きだったりするんですけどね。

今年はマーク・ウォールバーグはすごく仕事してて、6月には「パトリオット・デイ」が公開されます。一昨年はサミュエルLジャクソンが集中してたし(レビューを書くのが面倒で書かないくらい多かった)、好きな俳優を追っかけて映画観るとこういうラッシュがたまにあって面白いです。

技術的な面に興味がないとか、この事件について記憶がないとかでこの映画を観ないのはもったいない。私も「マーク・ウォールバーグが好きだから」というだけで観に行きましたが大満足です。ものすごい迫力とリアルな描写に圧倒されますよ。

 

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