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2017年5月18日 (木)

美女と野獣

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TOHOシネマズ新宿で「美女と野獣」を観てきました。わたくし達はオトナですのでね、多くの若者と混ざって観るときはプレミアムシートに決めておりますの、オホホホ…じゃないけど、ここのプレミアムシートはお気に入り。しかし平日にもかかわらず19:00からの上映でほぼ満員ってさすが新宿ですね。

昔から繰り返し舞台化、映画化、アニメ化されてきたこの物語のあらすじはあえて説明しなくてもみなさんご存知の定番ですが、これに似たお話としてカエルに変えられた王子が乙女のキスで王子様の姿に戻る話(最近知ったけどグリムのこのお話、本来はベッドに上り込んだカエルを怒った乙女が壁に叩きつけると元の姿に戻るらしい。ドM王子なのかな〜❓)があったり、やはり金持ちのおぼっちゃまが本当の愛を得るには、元の身分や美しい容姿は邪魔なのでしょうかね。

そして今回下調べ一切なしで観て一番びっくりしたのが、ミュージカルだったこと。そりゃそうでしょう、以前ディズニーがアニメ化して超大ヒットした作品のいわばセルフカバーですもんね。ミュージカル実はちょっと苦手なんですが、想像を遥かに超えるエンターテイメント❗️キャラクター達の凝ったダンスと画面の美しさは必見です。

これも良くある話ですが、こういうおとぎ話のヒロインには主体性の乏しいお姫様が多いせいか、リメイク版では妙に戦ったりするのが興ざめなのですが(「スノーホワイト/氷の王国」とかね。まあこの映画、継母女王様がシャーリーズ・セロンで白雪姫役のお姉ちゃんよりずっと美しいっていう段階で失敗確定だけど…)、テーマをちゃんと据えて作ってるので変な演出とか付け足す必要がないのです。

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私はオリバー・カーンのような野性味溢れる方が好みなので、下手に「実はボク、プリンスなんだよーん」と細っこくてつるんとしたボクが出てきたらガッガリして「あ、私そう言うのちょっといいんで」って帰っちゃうかもです。ベルにはなれないですね。

その王子様も出演は本当に終盤なので、それまでは悪役ガストン(ルーク・エヴァンス)が繋げます。ああこの人、ロードオブザリングの続編の主役の人かぁ❗️あの映画頭身をずにょっと短くしてあるから気がつかなかったけどすごいセクシーなイケメンなのねー❗️ゲイなんだけど。そこがまた腐の心をくすぐるけど。

そのガストンに言い寄られるベルも設定は「この時代には珍しい自立した賢い女性」で、別に男性に頼らなくても生活できるのでしつこい求婚を断り続けてるわけですが、これが結局「怪物と結婚したのは財力にクラッときたんじゃなくて、彼の内面に惹かれたからなの❤️」という結果に導きたかったからなんですね。

町山智浩氏によると、そもそもこの話の原型は「女の子は若いうちは若くてカッコいい男にのぼせ上がるけど、結局は財力のある人と結婚した方が幸せなんですよ」という親の勧める結婚に間違いがないことを言って聞かせるための物語だったらしくて、なるほどベルのお父さんがバラを持ち帰るのは借金の暗喩であるし、借金のカタに自分の「私有財産」としての娘を嫁にやるという話は納得いきますね。

しかし21世紀のこの世の中にこのまま映画撮ってもシャレになんないんで現代に即したそれなりの設定を必要とするわけなんですが、やはりこれもそのまま作っちゃうと世間の目を意識した作りはあざといというか、散々ジョディ・フォスターあたりがやっちゃってるというか…

そこでもうひとつ、現代的な設定、今度は野獣の方ですが、はっきり言ってコンプレックスの強いおぼっちゃまだよね〜。「こんなブサメンのオレがこんなに可愛い子に好かれるわけない」し、「そんなオレの内面を好きになってくれる可愛いコ萌え幻想」的な。はっきり言って相手の容姿を気にするのは男性の方だと思うし、女の子はチビデブハゲでも「かわいい」とか言って付き合っちゃうもんですけどね、相手になんらかの自信と余裕、そして相手を思いやる心さえあれば。

せっかく手にいれた女の子が実家帰っちゃって「あのコもう帰ってこないよ〜weep」てクヨクヨ病気になっちゃったり、意外とリアル。メンタルは昔から男性の方が弱いものなんですよねえ。

色々と新しい演出もがんばってますが、なんてったって見せ方が命です。その点においては満点と言ってもいいのでは。キュートなキャラクターの歌とダンスは魔法にかけられたかのようで、さすがミュージカル大国しかも夢の国を持ってるディズニーの十八番。座って観るディズニーランドです。こんなキレイな映画をDVDじゃもったいない❗️大画面で観なきゃでしょ❗️

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