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2014年7月18日 (金)

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト ☆☆☆

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TOHOシネマズシャンテで「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」を観てきました。

若きパガニーニ(ディヴィッド・ギャレット)はミラノの小さな劇場の幕間に演奏して自堕落な生活していた。そんな彼を見初めたウルバーニ(ジャレッド・ハリス)はパガニーニと契約し彼を希代のスターにプロデュースする…

主演のディヴィッド・ギャレットはさすが天才ヴァイオリニストと言われるだけあって演技はまあまあなんですが演奏シーンはさすがの迫力です。彼は見せる演奏も得意な人なのか、雰囲気に呑まれて演奏が終わった後思わず拍手してしまうところでした。このシーンを見るだけでもお金を払う価値があろうというもの。

また彼の格好が毛皮のコートにサングラス(この時代にはあったそうです)、当時のロンドンは空気が悪いんで口にハンカチ、キャーキャーわめくファンの女性、自堕落な生活、ドラッグ、溺愛している息子…あんたマイケル・ジャクソンか?そうなのか?そう、この映画ではパガニーニをロックスターになぞらえているのです。

それはあながち間違ってはいません。事実リストなんか金髪長髪超イケメン超絶技巧の持ち主で、コンサート中に若い女性が興奮して失神していたらしいですからね〜。道場破りみたいなのが挑戦して来たりね。

しかしですね〜…

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あまりにもわかりやすい演出にちょっとうんざりしたりするのですよ。

ウルバーニはファウストの悪魔をイメージしているらしく、登場する時はシューベルトの魔王を背負ってきます。そして契約のサイン…わっかりやすーい!ということは、パガニーニはウルバーニに逆らって不幸になるんかな〜?的な?まあそれも面白くなくはないんですが。

そして一番残念なのはなんだか全体に漂う安っぽいメロドラマ臭…ありていに言えばクサい。これはディヴィッドが抑えた演技ができないせいなのか、はたまたそういう嗜好で作成されたのかはわかりませんが、外国ではともかく私はお尻がむず痒くて仕方なかったですね。特にクライマックスで流れるアリアの編曲がクサくて、売れないカンツォーネにしか聴こえないのは私の感受性が乏しいからなの?

愛となんとかのどーたらという邦題にもうんざりですが、この映画には狂気はない。神から才能を与えられた自堕落なアホがいるだけで、音楽に対する狂おしい思いや、愛に煩悶する男の姿も見当たらない。ただエンターテイメントとしては成功しているというだけです。

オペラの筋書きってかなりの確率でしっちゃかめっちゃかだと思うんですがそれでも芸術として成立しているのは個々の曲が素晴らしいから。さすればこの映画も演奏部分は素晴らしいので良しとすべきなのだろうか?


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