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2014年4月 1日 (火)

あなたを抱きしめる日まで ☆☆☆☆☆

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立川シネマシティで「あなたを抱きしめる日まで」を観てきました。

アイルランドで暮らすフェロミナは50年前10代未婚で妊娠し、修道院に入れられてしまう。アンソニーと名付けられたその子はアメリカに養子に出されてしまうが、フェロミナは1日たりともアンソニーの事を思わぬ日はなかった。そして50年後、母はジャーナリストマーティンの力を借りて息子に会おうとするが…

うう、切ない。・゜・(ノД`)・゜・。これ事実に基づくって、こんなひどい話が世の中に存在してはいけない!と思うくらいなんですが、基本コメディタッチなのがすばらしい。


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現在でも10代の出産には色々な困難が待ち構えているものですが、一般の場合親抱えで面倒を見ていきますね。しかし50年前のアイルランドでは大事件で、フェロミナは大激怒した父親に修道院に入れられてしまいます。しかも出るのにはお金がかかりますので、放り込まれた娘が自力で出るのはほぼ不可能。だって重労働なのに「労働で神に奉仕して悔悛する」という名目のタダ働きなのです。その上子供は自分の意思に関係なく養子に出されてしまいます。そして資料は「家事で消失した」ということで見ることはできません。

一方手伝う側のマーティンですが、有名エリートジャーナリストだったのですが今は無職。この女性の伝記をブチ上げてまた一旗揚げたいところです。マーティンから見たフェロミナは無学無教養なおしゃべりなオバハンで、読む本といったらハーレクイン系ばっかでとても付き合っていられない、という態度丸出しなのです。カンジ悪ーい!

もちろんフェロミナの子供探しがメインテーマではありますが、フェロミナと長い時間を過ごすうちにマーティンの心情が少しづつ変化していく様が細やかに描かれています。無学無教養な人は尊敬に値しないのか?エリートの意見は常に正しいのか?権威は本当に首を垂れる価値があるのか?

見間違えかもしれませんが、修道院の看板に「マグダレーナ」の文字がありました。マグダラのマリア、つまり罪の女の修道院…どっちが罪なのかと全ての謎が解け観客に怒りが沸き起こった時、皆がこう思うでしょう。でも、基本コメディなんですよ。重いテーマに明るいタッチ。観たら泣いて笑ってジーンとする名作です。

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