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2012年12月10日 (月)

のぼうの城

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のぼうの城」をむさしのミューで観てきました。平日にも関わらず大入りですね。いや~、原作おもしろかったもんね。いやが応でも高まる期待。そして劇場内、なんだかみんな映画に引きずられて共感の渦に巻き込まれたようになっていました。一緒にケラケラ笑って、一緒に泣いて、最後一緒にジーンとしているのがわかりました。

戦国時代末期、石田三成率いる2万人の兵に対し500人の兵で落ちなかった城があった・・・

これだけで「お、なんか面白そう」とくすぐるものがあるでしょ?観てみて損はないですよ、だまされたと思って映画館へgo!

あ、その前にですね、田舎出身の私が都会の人に説明をしておきますと、深田というのがあってですな。トラクタとかはその重みでずぶずぶ沈んでいくような田んぼがありまして、そういうとこは手作業じゃないといけないし、慣れた人でなければ足を取られて歩くこともままならないのですよ。この映画の舞台、忍城の周りはそんな田んぼです。これわかんないと「石田三成になっちゃいますよ」。

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前略佐藤浩市様

私はあなたの昔からの大ファンで、仕事場の机のシートカバーにあなたの記事を挟んでいたほどでした。この「のぼうの城」を読んでいるとき、正木丹波守は私の頭の中ですっかりあなたでした。

特に丹波の見せ場、騎馬で朱塗りの槍をくるっと返しながら敵に突進する姿はスローモーション・・・地獄から湧いて出た鬼のような形相(型どおりではいけません)で土煙を上げながら奇声をあげつつ槍を振り上げ敵に近づく漆黒の武士・・・生まれて初めて目の当たりにする死神のあまりの恐ろしさに、もらしたり腰を抜かす敵の雑兵・・・ああ、あなた以外の誰がこの役を演れましょう!

・・・というふうにですね、キャスティングを見たときに狂喜乱舞したわけです。ワタシ的には、このシーンもうちょっと凝って欲しかったような気もしますがね。

まあちなみに私の妄想では坂巻靭負はタッキー(滝沢英明)。古風かつ時代遅れな本式の兜をかぶり、相対した敵に気の毒に思われてしまう美々しい少年・・・平家物語のようじゃないですか

残念ながらこの萌え萌えのシーンはなく、靭負も成宮寛貴さんでしたが、この人もまた靭負の屈託をさりげなく表現出来ててよかったですな~。

そして一番びっくりしたのが、「のぼうさま」を野村萬斎さんが演ったこと。どこから見てもキレ者の萬斎さんが正反対のでくの坊を演じることで意外性を狙ったのか・・・すごい賭けですね。まあ萬斎さんの演技力でやれないことはないとは思いますが・・・もっとぼーっと赤ちゃんみたいな人・・・そうだなあ、諸見里大介さんみたいな感じを想像していましたが、この人じゃ主役はれないもんね。しゃあないか。イメージとはかけ離れてはいても、そこにいたのはやはり「のぼうさま」でした。たいしたもんだなあ、野村萬斎!

ぜひぜひ、この人たちが作り上げた「のぼうの城」、観てください。鎧もステキだし、笑って、泣いて、感動して、最後に流れる現在の忍城近辺の様子を見ていると「ああ、有名でなくても、ここで確かに生きた人たちがいたんだ」と鼻の奥がツーンとしてきますよ!

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