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2012年11月 2日 (金)

危険なメソッド ☆☆☆☆

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TOHOシネマズシャンテで「危険なメソッド」を観てきました。最近多い「事実を基にした戯曲」を映画化したものです。うーん・・・戯曲苦手なんだけどヴィゴ出るし・・・頑張って観るか。

1904年。若き精神科医ユング(マイケル・ファスベンダー)はロシアから来た患者ザビーネ(キーラ・ナイトレイ)に高名な分析医フロイト(ヴィゴ・モーテンセン)の提唱する治療法を実践、治療に成功するが、美しく知的な彼女と一線を越えてしまい・・・

常々不思議でしょうがないのですが、名のある紳士がどうして色の道は知性を以って耐えることができないの?ユングさん、教えて~

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見よ!この暴力的なフロイト!ギャングのボスではありません。近づいたら撃たれそうです。だいたい、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の時だってフツーの夫には全然見えなかったし、そもそもロードオブザリングのシリーズだって王族にはちょっと・・・でも彼はこう見えて芸術家でもあるのね~。

ユングは割といい線いってるんですよ。マイケル・ファスベンダーって「X-MENファーストジェネレーション」でヤング・マグニートー演ってた人ね?いい役者さんになりつつありますねー

そしてキーラ・ナイトレイの怪演がすごい。体当たりなんてもんじゃないですよ!病んでる時の顔がスゴイの顔が!

この3人の(ちょっとしか出てこなかったけどヴァンサン・カッセルも付け足したい)すごい演技が会話を中心として進みます。この辺すごく戯曲っぽいです。クローネンバーグ監督だと途中アクションがあってすっごい痛そうだったりするんですが、今回は全然そういうのなし。ただ、アクションがないだけに会話で切りあいしているので、表面に出ない人間のエゴの恐ろしさとか、嫉妬とか、どろどろしたものが噴出しそうで噴出しない、そこが怖いのです。まるでスパッと太刀で肉が切れたのに血が出ないような・・・だから大筋で書いちゃうとメロドラマみたいなんですが、そう簡単には安っぽく終わらないのですね。

あまりにも濃い人間関係を見せられた後なので、エンディングで4人のその後が流れた時、知ってる人の末期を見たようないやな感じがしました。どんなに研究が進んでも、どんなに研鑽を積んだ人間でも、理解を超える行動をするのが人間なんだなあ。悲しいなあ。にんげんだもの。

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