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2012年10月19日 (金)

最強のふたり ☆☆☆☆☆

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最近映画を観てもレヴューを書かなくなってしまったので、自分にムチを入れて描かなくては・・・どんな映画観たのか忘れちゃうよ!
ということで、府中TOHOシネマズで「
最強のふたり」を観てきました。

事故で首から下が麻痺してしまった大富豪フィリップ(フランソワ・クリュゼ)の介護人面接に来たドリス(オマール・シー)は、本当は失業保険をもらうための書類にサインが欲しかっただけなのになぜか合格。フィリップの介護が始まるのだが・・・

「立場の違う者同士が溝を埋めて分かり合い友情を深める」ジャンルの作品なのかな?と思いましたが、まあ実際はそうなんですけど、フランス映画って味付けが違うなあ。とってもオシャレな作品に仕上がっていて、しかも実話ってどういうことじゃい。
とにかく会話が面白くって、ズーーーッとヘラヘラ笑い続けちゃいましたよ。

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私たちが障がいのある人のお世話をするとき、必要以上に親切にしすぎたり、はれ物に触るかのようにバカ丁寧にしたりすることがあるのかもしれません。それは親切に「してあげる」的偽善がにじみ出てしまう最悪の状況です。

フィリップはそのような状況にうんざりしており、はじめは冷やかし半分で採用したけれど、障がいをむしろ珍しがって気にしない、しかし基本的な部分で・・・例えば車いすごと乗れる車にフィリップを乗せる時に「こんな馬運車みたいなのイヤだ」とごねるような・・・フィリップと自分とを差別しない精神が見え隠れするドリスに惹かれていきます。

またドリスの方でも問題を抱えていることが後半明らかになるとともに、ドリスだけがフィリップの「役に立っている」という立場なのではなく、フィリップがドリスの力になる部分も見えてきます。また、フィリップと接しているうちに知らず知らずドリスが洗練されていくのも面白い。部屋の様子や弟達に対する態度、違法駐車している人に注意する時にもその結果が見えるのが意外でもあり、爽快でもあります。

いつでも誰にでも態度を変えないのはドリスだけではなくて、フィリップもそう言えばスラム街に住んでいようが大金持ちの友人だろうが分け隔てない高貴な態度です。公園に住んでいるフリーな方に声をかけられてキイッとなってる私とは違いますな。見習わねば。

昨今フランスのTV局で日本に対する大ヒンシュクの発言がありましたが、あれは相手に対する尊敬が足りない上にフランス人が愛するアイロニーやユーモアを完璧ハズしてましたね。ふーん、フランス人もスベるんだねえ、と冷たい視線でニュースを見ました。(スタジオにいる人たちがワハハと笑ってましたが、あの人たちはいいともに出てる人が「そうですね!」っていうのと一緒なんでしょう?)

そういうイタいシーンもあり、ジーンとするシーンもありでお徳用の映画です。ロングランしているようですので、ぜひ映画館で観てください。また、ハリウッドでリメイクするそうですので、どんなふうにこの映画をぶち壊す味付けするのか楽しみでもありますから、オリジナルを観ておくべきだと思います。

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