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2012年10月29日 (月)

アルゴ ☆☆☆☆

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マイカル武蔵野ミューで「アルゴ」を観てきました。事実は小説より奇なりっていうけど、これはあまりにもすごすぎます。信じられない。

1979年11月4日、テヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠した。52人が人質となってしまうがなんとか6人が脱出。カナダ大使の私邸にかくまわれるが、見つかれば確実に殺される。CIAのトニー・メンデスは「アルゴ」という架空の映画をでっちあげ、そのロケハンにまぎれて6人を救出する計画を立てるが・・・?

「アルゴ、×ックユー!」という言い回しで、「なんだバカヤロウ!」的な言い回しになるそうです。だから「アルゴ」という映画自体がビミョーなものだということも暗に表しているようですね。

冒頭で簡単にこの状況になったいきさつを説明してくれますのですんなりと映画の世界に溶け込めますが、欧米の視点からではなく、あくまで大局的に説明しているのが好感が持てました。

とかいう前に、とにかく面白いから観に行った方がいいですよ。

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とにかく何から何まで信じられない。人質を救出する作戦会議では6人を自転車に乗せてトルコ国境まで漕ぎまくる計画が練られるが、トルコ国境まで400キロ!!電動自転車でもムリ!アメリカの頭のいい人たちが必死で頭を絞ってこれなんだもの、アルゴなんて「クソ最低計画の中でも一番ましな計画」ってものです。

これは映画の演出だ、脱出できるとは思っていても、緊迫した脱出シーンは延々と続き、ふと我に返ると心臓がドッキドキしているのに気が付きました。あまりにもスリリングで、祈るような気持ちで観ていたのです。

実際にはイラン側は人質が逃げたことを報道で初めて知ったそうなんですが、それでもやはり映画だもん。面白い方がいいや。というか、設定自体がそもそも信じられないんだから、これくらいは許容範囲というもんです。

そしてエンディングロールの中、カーター元大統領のインタビューの音声が流れます。もちろん本物です。それでなんだか夢から覚めたみたいになって、そうだ、これってホントに事実だったんだ!と今更ながら感じてしまいました。

ベン・アフレックって、「アルマゲドン」「パールハーバー」の時は「なんだ、このぼーっとした兄ちゃんは?」という印象しかなかったんだけれど、彼の監督作品「ザ・タウン」を見た時に、ああこの人は作る方の人だったんだ!となんだか納得したもんです。今作で主役も務めていますが、そのぼーっとした感じが「ホントにこの計画だいじょうぶなのか!?」と思わせるにふさわしい。彼は学生時代中東情勢を専攻していたそうで、さすがいいネタを持ってきたなあ。次の作品がとっても楽しみです。

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