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2012年1月10日 (火)

宇宙人ポール ☆☆☆☆☆

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話題の珍作「宇宙人ポール」を渋谷パルコ3内にあるシネクイントで観てきました。ここ来たの初めてです。そしてまだ1月なのに、たぶんワタクシ的年間第一位が出てしまったような気がします。

アメリカのコミケ、「コミコン」に参加するためわざわざイギリスからやってきたSFオタクのグレアムとクライブ。せっかくアメリカに来たらやっぱり西部のUFOスポット巡りだよね~!ということでキャンピングカーを借りて楽しくオタク旅行。そしたら猛スピードで追い越して行った車が大クラッシュ!様子を見に行った2人が見たものは・・・・・ヘンにアメリカナイズされていた下品な宇宙人・ポールだった。ポールは60年前に不時着して以来基地でアドバイザーとして協力してきたのに解剖されることになったため逃亡、仲間に迎えに来てもらうため待ち合わせ場所まで行かなければならなかったのだ・・・

なーんでい、ETのパクリじゃん!なんて言わないよ!そこには今まで私たちが愛したSF映画に対する愛があふれていて、「スーパーエイト」よりずっとずっとET的かつスタンドバイミー的でした。そうか、「スーパーエイト」にはそれらに対する愛とリスペクトが足りなかったんだなあ。

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「ひどいよ、こんなのがファースト・コンタクトなんて!」とオタクらのセリフがありますが、このポール、ハッパは吸う、ケツは出す、下品な言葉は吐く、でいわゆる私が想像する「下品な、でもフレンドリーなアメリカ人」の典型なのです。まあ、そういう人たちに私たちが遭遇したらエイリアン的に感じるんでしょうね~。このポール、声はセス・ローゲンってベッタベタですよ。下品でフレンドリーな男をやらせたら世界一の男です。大好きです。

そして「イギリスから来た人たち」もまるでエイリアンです。アメリカで会う人間たちは宇宙人を見ながらも認めないキリスト教原理主義の女性や、「てめえらゲイか」とつっかかってくる酒飲み&暴力的な男・・・自分たちの周りには決していない「異星人」と戦いつつポールを守る2人はさしずめルーク・スカイウォーカーとハン・ソロで、キャンピングカーはミレニアム・ファルコン号というところでしょうか。

とにかく笑う!普通観客が若いと(ほとんどが20代くらいの若いお兄さんたちだった)しずーかに観てるカンジなんですが、「どわはっ(^Д^)!」って笑ったりツボに入ってなかなか収まらなかったりで。緊張させて笑わせる、しんみりさせて笑わせる、ぐぐぐっ(;д;)と感動させて笑わせる、と超ゆすぶられます。

SF映画のシーンとかもふんだんに出てきて楽しい。組織の人間が運転してるポールを車から撃とうとするときのセリフ「笑え!バケモノ」は「ジョーズ」じゃなかったっけ?「『激突!』か!?」というシーンもあったし、まあこれはSFじゃないけど・・・とか、スピルバーグ(声は本人出演)がポールに電話かけてETの特殊能力についてアドバイス受けるとか、「モルダーはオレのアドバイスのキャラだ」とか、待ち合わせ場所が「見ればわかる」とポールのいうとおり「未知との遭遇」のマザーシップ着陸の地だとか・・・あんまりSF観てない私が観ても楽しいことだらけ。

そしてそして!「エイリアン」と言えばこの人って人がいるでしょ!もう初めの指令の電話の声でわかっちゃったもんね~(≧m≦)この人が最後にドバーンと出てきたらもう「いやー!助からない!」と大盛り上がり大会ですよ。この辺のべたっぷりがたまらん。

こんな楽しくて笑えて面白くて懐かしくてサイコーな映画がなんでこんなに上映館が少ないのか理解できない。この辺に映画業界の商売下手が見えてるような気がしますよ。DVD出たら絶対買うけど・・・・出るかしらん。

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