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2011年8月20日 (土)

コクリコ坂から ☆☆☆

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コクリコ坂から」をダンナと武蔵野ミューで観てきました。「ゲド戦記」で痛い目にあっているので、2人で「あんまり期待しないで観よう」と覚悟して行ったわりにはなかなか楽しめたのでびっくりしました(失礼!)。

賄い付きの下宿屋「コクリコ荘」の長女・海は毎朝家事をこなした後「安全な航行を祈る」という意味の航行旗を揚げることを日課としていた。ある日、学内の新聞でその旗を題材とした詩を目にする・・・

私の父は大学時代に吉祥寺で賄い付きの下宿に住んでいたので、そのころの話をよく聞いていたためかスムーズに話に入っていけましたが、先日美容院で若い見習いの人と話していたら「賄い付きの下宿」がわからなくて???という話をきき、びっくり。そこからかい!?時代劇も江戸時代のことを知らなくても観るものなんですから、たった50年ほど前のことなんだから、知っててほしいなあ。

「ゲド戦記」では本編のストーリーを曲げてまで自分の葛藤を作品に反映した吾郎監督ですが、「コクリコ」ではうまい具合に力が抜けて、大人に見守られ成長する子供と父性を上手く表現できたと思いますし、カルチェラタンの雰囲気も(ハウルの動く城に似ているにしても)すごく魅力的に描けています。難があるとすれば、BGMに歌詞が入っているので、セリフとかぶってちょっとうるさいかな・・・

・・・ということで、この映画を観る時のおせっかいな基礎知識。

1.海の家は食事つきの下宿屋を営んでおり、一緒に朝食のテーブルを囲んでいる女性たちは下宿人です。

2.海のニックネームは「メル」ですが、これはフランス語の「メール(海)」だと思います。ドビュッシーに「ラ・メール」という曲があるから。

3.海のお父さんの船は朝鮮戦争の時に機雷に触れて沈没した、ということですが、実際に軍艦ではなく一般の船でそういう沈没をした船があるそうなんですが、結構最近までその事実は隠されていたそうです。が、「そういう設定である」と割り切って観た方がいいと思います。

4.海が高校生なのになぜ全力で下宿屋を切り盛りしているのか?は後半で○○が登場するのでわかります。

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NHKで「ふたり『コクリコ坂から』父と子の300日戦争」を見ました。圧倒的な発言権をもつ宮崎駿氏と吾郎氏の考え方の違いが非常に興味深い。例えば、海が朝起きてすぐに布団をたたんだ方が几帳面な性格が出てくると主張する駿氏。一方吾郎氏は「布団なんかたたまないよ、となりで妹がまだ寝てるのに!」

なーるほどねー。結局駿案が通ったらしいですが、私としては吾郎氏寄りの意見なのでそーっとたたんでるっていう雰囲気出してほしかったですね。階段も静かに降りてほしかった。だって、パッパと布団たたんでトントントンッと階段降りるって、「なーんで私だけ早く起きてこんなことやってんの」的で、しかも他人の都合に頓着しない感じがしませんか?(それにしても妹は非協力的すぎるが・・・。)私も今5時ちょい過ぎに起きて犬の散歩に行き、帰ったら朝シャンして家事をやりますが、できる限りダンナを起こさないよう静かにしますよ?

船頭多くして船山に登る。「こんなのダメだ!」とハナから否定して自分が取り上げてやっちゃうタイプの上司は仕事はできても後継が育ちにくいんじゃないでしょうか?後継だけならいいけど作品に影響するようなら、わたしたちにとっても不幸です。

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