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2011年6月 5日 (日)

ゲンスブールと女たち ☆☆☆☆

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ル・シネマで「ゲンスブールと女たち」を観てきました。ボッサは時々聴くけどシャンソンについての知識は全くないので、「あの有名なゲンスブール」としてではなく「ひとりの男のストーリー」として見ることになりましたが、これがなかなか楽しめました。

ロシア系ユダヤ人としてフランスに生まれたゲンスブール(エリック・エリモスニーノ)は、キャバレーのピアノ弾きとして働いていたが作曲で頭角を現し、作詞・作曲・シンガー・俳優・映画監督などで才能をまき散らし、時代の寵児となる。もちろん女性関係も華やかで、中でも人妻であったブリジット・バルドー(レティシア・カスタ)とのスキャンダルと歌は皆を驚かせた・・・

このBB役のレティシア・カスタの登場の仕方といったら、あまりのカッコよさに笑ってしまった。世の中にこんなに惹きつけられる美女がいるのかと思うとともに、彼女あってのこの映画だなあとため息が出ました。だってこんな女優他にいないもん。現在のハリウッド系の大物女優ってめっちゃきれいではあるけれど、首が太くて筋張ってて、女性らしいラインとかプリンプリンしたももがないから、見ててつまんない。そこへいくとこのレティシアは細いけど見てて楽しいほどの曲線美。男じゃなくてもちょっと触ってみたいような雰囲気があります。

ジュリエット・グレコ(この人近々に文化村でコンサートがあるそうです)役のアナ・ムグラリスも神秘的な美しさだし、ジェーン・バーキン(震災直後来日してくれましたね。文化放送で熱のはいったインタビューを聴きました)役のルーシー・ゴードン・・・この人こんなにかわいいのに自殺してしまった・・・もキュートでステキ。「女たち」と邦題をつけるだけあって女優さんたちを見るだけでもかなり楽しい映画です。原題は「ゲンズブルグ(英雄的人生)」か・・・な?英雄色を好む。

そして、普通の私だったらばかばかしくて怒るはずのゲンスブールの分身として登場する「ぬいぐるみ」。しかし全体の雰囲気と見事にマッチして、美しい動きを見せてくれたのはこの中にはいっている人が「パンズ・ラビリンス」でパン役をやっていたパントマイマー・ダグ・ジョーンズ氏であり、また監督はフランス(だけではないが)の芸術的漫画バンド・デシネのスターであるジョアン・スファール氏だからなのです。何の予備知識もなく観はじめて「なんだかきれいな絵本を観ているようだ」と感じたのはあながちハズレではなかったんですね・・・

とにかく楽しく、美しく、スターがいっぱい出てきて、詩的。しかも伝記映画にありがちな史実をちゃっちゃと映したようなつまんない映画じゃなくて、監督の愛を感じることのできる、きちんとした一個の作品として成立していると思います。

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