« ゲンスブールと女たち ☆☆☆☆ | トップページ | ダンシング・チャップリン ☆☆☆ »

2011年6月 7日 (火)

イブ・サンローラン ☆☆☆☆

338681_02_01_02 ヒューマントラストシネマ有楽町で「イブ・サンローラン」を観てきました。

2008年に亡くなったイブ・サンローランの知られざる面を50年連れ添ったパートナーであるピエール・ベルジェの語りと実写で振り返る。

色々映画を観ていますが、こんなに打ちのめされたのは初めてかもしれません。これほどに圧倒的な美の世界を構築できる人間がいるなんて・・・モロッコの別荘、パリの家、ノルマンディーの城・・・その内部は素晴らしい芸術品に満ち溢れているだけではなく、これ以上どうしようもないほどの完璧さで存在し、調和していました。

そして彼の死後、ベルジェがすべてをオークションでその世界を消してしまう。リストアップされ、査定され、梱包され、オークションにかけられる美術品たちは、私の眼には「引き剥がされる」ように見えましたが、彼がいて初めて完成する美の世界はすでに完成を見ることはなく、それにベルジェが耐え切れないようでした。そしてそこにはベルジェの、愛する人を失った一人の人が発する声を出さない悲鳴が満ちています。

ドキュメンタリーではあるけれど、そこにはストーリーがあり、ものすごい美があり、素晴らしいキャストもいます。ぜひ見て打ちのめされてください。

« ゲンスブールと女たち ☆☆☆☆ | トップページ | ダンシング・チャップリン ☆☆☆ »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210588/52212461

この記事へのトラックバック一覧です: イブ・サンローラン ☆☆☆☆:

« ゲンスブールと女たち ☆☆☆☆ | トップページ | ダンシング・チャップリン ☆☆☆ »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30