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2011年1月24日 (月)

ソーシャル・ネットワーク ☆☆☆☆☆

337475view001 武蔵野ミューで「ソーシャル・ネットワーク」を観てきました。先日友人から「face bookに登録したから、あんたも登録しない?」とお誘いを受けましたが、私が実名で登録したからってどうなるってこともなさそうだが?

主人公マークのセリフ回しが早い早い(@△@)しかしよっぽど滑舌がいいのか英語の苦手な私もところどころクリアに聞き取れるという名人芸。演出とはいえたいしたものです。

ハーバードに通うマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は友人エディと大学内で友人を作るためのサイトを立ち上げる。サイトは瞬く間に広がり、他の大学にも広がっていくが・・・

なんだかラストシーンでマークを抱きしめたくなりました。せつない。

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町山氏が「この映画は実存する人物を使ったフィクションである」というような説明をされていました。そのうえでこの映画ではマークがある障害を持っており、それゆえ好きな女の子の好意を得られない人物としてマークを描いていると。

でもこういう人、軽度なら結構いますよ。素晴らしい才能や高い能力を持っているけれど他社とのコミュニケーションが上手くいかない人。それゆえ誤解されたり恨まれたりするのでしょうが、本人はいったいどうして自分が孤独なのか理解できないという絶望的な状態。それをもっと重篤な状態にしていくとマークの人格になります。

昔馴染みと話しているとき「なんで若い時ってあんなに『許せなかった』のかね?」という話になることがあります。今思えばどーでもいいことが許せなくて、どーでもよくないことは本当に許せなくて。オバサンになった今は「ああ、そういう人なのね」と割り切っていいところを見て付き合うことができるようになったのは本当によかった。若い時には難しいことだけれど、もしエディだけでも・・・無理か。

アカデミー賞を取るためには観客の共感を得られる主人公でなければキツいので、「英国王のスピーチ」の方が有利なんじゃないかとはまた町山さんの説ですが、十分に共感できますよ。あのエンディングで「友達になる」をクリックしている姿を見て、なんて悲しい、なんてさびしい、でもこの人は友達になる方法がこのほかにわからないのだ・・・そこには努力とか、何の意味もない。ただひたすら自分を理解してほしいと願う姿を思うとやるせなく、切なく、苦しくなりました。

ぜひ劇場でスリリングなしかも計算されつくした映像を見てください。

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