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2010年11月23日 (火)

レオニー

Reoni1_4

立川シネマシティで「レオニー」を観てきました。

1901年、名門女子大を卒業したレオニー・ギルモアは教師として働いてたが、日本人の詩人野口米次郎と出会い、才能に惹かれ愛し合い子供を授かる。しかし米次郎は突然帰国、その後子供を産み落としたレオニーは米次郎の誘いを受け、日本へと向かうが・・・

レオニーのお母さんがため息交じりに言っていました。

「私はあなたを自立した女に育てたのに・・・」

自立とわがままをはき違えた人としか思えない描き方。それともこういう人だったの?ちょっと感動には遠いかな・・・

Reoni2

自立って、自分で自分のケツ拭ける人のことだと思っていました。別にこの時代に外国人の、しかも女性が日本でバリバリ稼いで自活できるとはおもっておりませんが、ここで描かれるレオニーは全く違う。あらゆる人に困ったら助けてもらう人です。

ダンナの家を出るとか言って、他人のお世話になる。家建てるときは友人にお金を援助してもらう。国際状況も知らずに息子をアメリカに単身留学させたあげく、音信不通になったらダンナに助けてもらう。その息子はアメリカで見ず知らずの人に育ててもらう。日本に暮らしながら日本語を話さないのは、彼女の心の奥底に結局差別意識があったのではとまで思ってしまいます。

逆境の中で流されつつも奔放に生きた?それともいきあたりばったりの人が他人の意見を聞かない話?すみません、レオニーに全然共感できなくて。

でも、レオニーはとても幸せな人です。思うとおりに生き、飢えもせず、何年も会わなかった(妹の顔がわからなくなるくらいの間)息子は世界的な芸術家になった。いいんじゃないの?って話です。

いろいろ文句たれましたが、映像は素晴らしく美しい。レオニーの姿態を「白磁のようだ」と米次郎が言うシーンがありますが、まさに光り輝く白磁。触りたくなるようです。クライマックス(とされる)シーンでは吸い込まれそうに美しい風景・・・ま、お茶の師匠とのシーンは安っぽいことこの上ないですが、つまんない時間をせめて美しいものを見て過ごす時間とするのにはよかったといえましょう。ビデオでも見る時間がもったいない。

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