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2010年8月 3日 (火)

戦場でワルツを

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見逃した映画「戦場でワルツを」と「カティンの森」が2本立てで上映中なので、初めて早稲田松竹にいってきました。東西線高田馬場の7番出口からすぐ。スクリーンが比較的高い位置にあるので、シートに段差がなくても前の人の頭は気になりません。2本立てなのに1300円は嬉しいけど、前に1日2本栄が見たら眼精疲労からの頭痛で死にそうになったんで、具合が悪くなったら帰ろうと思ってましたが杞憂でした。ただ、2本分のパンチ力はすごいですよ!

2006年。アリに友人のボアズが訪ねてきて、レバノン侵攻のときに撃ち殺した26匹の犬に襲われる悪夢について語るが、アリはこのときの記憶が抜け落ちていることに気がついた。自分はどうして記憶をなくしたのか?記憶をなくしている間、じぶんはいったい何をしていたのか?そしてアリは戦友たちの話を聴きに行き、自分の記憶と取り戻していくが・・・

しょっぱなからキツい、犬を撃ち殺す話。村を襲う際に犬がほえて住民に知られてしまうので、犬を撃って黙らせるんですよ。これ実写だったら死んじゃうトコだったにゃー・・・。全体がスタイリッシュなイラストアニメーションで現実感が乏しいのに、なんでこんなに恐ろしくなるのか。戦友たちの話がまた怖い。怖い話のオンパレードです。

そして一番怖いのが1982年の「サブラ・シャティーラの虐殺」。私がうっすらとしか覚えてないのも怖い・・・パレスチナ難民3000人をキリスト教系政党がリーダー暗殺の報復として虐殺したことを、イスラエル軍が手伝ったという事件ですが、ホントに理解できん。だってイスラエルの人って、アウシュビッツなどで大虐殺された人たちの生き残りでしょう?大虐殺された人がなーんで大虐殺手伝うのよ?第2次大戦からずっと今だって戦犯探してるでしょ?子供や老人や女性を撃ち殺してイスラエルに何の得があるのか?

と第3者が攻めるのはとてもたやすい事ですね。知らないうちに派遣された側としては記憶を失うほどショックな出来事で、しかもみな自分の記憶の中で自分の気持ちに沿うように記憶があいまいになっています。だからアニメーションなんですね?くっきり実写にできない自分の記憶。19歳やそこらでこういう経験をした人が、24年経った2006年になっても悩み苦しんでいるということはすこし自分達の慰めになるでしょうか。

それにしても主題となる「ワルツ」の部分、私が好きでよく弾いてるショパンのワルツだった・・・ヘコむ。

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