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2010年3月24日 (水)

フローズン・リバー

Kabegami_frozen01 渋谷ライズXで「フローズン・リバー」を観てきました。しかしとっても面白いシアターではあるけれど、どこから観ても観にくいシアターであることだ。1F席は見上げてクビが痛くなり、2F席はスクリーンを見下ろさねばならん。

ニューヨーク最北部の町であり、カナダとの国境をセントローレンス川で仕切られているこの極寒の土地で白人のパート従業員レイ(メリッサ・レオ)は金策尽きた。新しいトレーラーハウスを買う大金をダンナがギャンブルで使い果たした上トンヅラこいたのだ。育ち盛りの15歳と5歳の息子がいるのに晩御飯はポップコーンと100%ではないオレンジジュースだけ。テレビはレンタル料金を延滞して回収されそうだ。ガソリン代だってない。ダンナを見つけて締め上げねば!と賭場に行くとダンナの車が!しかしその車に乗って立ち去ったのはモホーク族の女?追いかけ、車を取り返したがレイはとんでもないことに巻き込まれ、そのうちハマって抜けられなくなる・・凍った川を車で渡り、トランクに密入国者をのせてカナダからアメリカに入国させるのだ・・・

ワタシが書くとどうしてこんなにカルいのか理解に苦しむ。しかし始まっていきなりストレス、ストレスの連続です。私らオンナにとって何がストレスって、ダンナがギャンブルにはまって生活費がないのが一番つらい。そして子供がそれを知ってるのがまたつらい。自分が働いてもおのずから限界があるし、払わなきゃいけないものは容赦なくやってくる。そう、オンナの誰もがカツマーにはなれないのですよ。それにしても、妙に身に迫るものがあるなあ、と思ってたら監督は女性でした。オンナの気持ちはやっぱりオンナ同士じゃないとね~。 

2F席にはわたしだけ。思いっきり身もだえしながら観ました。あ、スタッフの人に見られてたらどうしよう!だって、じっとなんかしてられないんですよ!スリル満点で!よそのシアターでは「ニューヨーク・アイラブユー」とか気楽なラブストーリーやってんのに、同じニューヨーカーでどうしてこんなに違うの?てくらい生活が違いすぎる。「今夜は-35℃になります。家畜は中に入れましょう」って何?そんな中、2人の女は犯罪に手を染める。ひとりは失われた子供のために、ひとりは家で待つ子供達のために。はじめから終わりまでストレス攻めで、そして結末はもうどうしようもないんですが、なぜかスッキリしているのはなぜか?それは観て体験していただきたいです。ホントにおすすめです。

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» 映画「フローズン・リバー」凍った心を溶かす優しい日差しが降り注ぐ [soramove]
「フローズン・リバー」★★★★ メリッサ・レオ、ミスティ・アップハム、チャーリー・マクダーモット主演 コートニー・ハント 監督、97分 、 2010年3月27日公開、2008,アメリカ,アステア (原題:Frozen River )                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 2008年サンダンス映画祭ドラマ部門グランプリ作品。 「荒れ放題の素顔のアップ、もう若くはない トレーラーハウスで... [続きを読む]

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