夏時間の庭
銀座テアトルシネマで「夏時間の庭」を観てきました。
画家だった大叔父のステキなアトリエにたくさんの美術品や貴重なアンティークに囲まれて住む母が亡くなる。2人の息子とひとりの娘が相続するが、三者三様の事情を抱えていたため・・・
この娘さん、タカシマヤに自作の陶器を卸してる作家さんらしいです。フランス語はわかんないけど「タカシマヤ」は聞こえたよ。
とにかく庭はきれいだし、家はステキだし、茶器はジョージ・ジェンセンだし、コローの絵がフツーにかかってるし、机は、ライトはと、とにかくステキなアンティークや絵がたくさん出てきてたのしいったらありゃしない。そのステキすぎる家を処分するのはさぞつらい作業だろうなあ・・・と予告観て思ってたんですが、そんなじめっとした映画じゃなかった。ステキなマダムの過去、そのマダムを母として息子達はどう思っていたか、存在感のない父親は・・・、大叔父の本当に愛した人とは・・・ときれいなだけでは済まなかった親子の関係もうっすらと透けていて、「ああ、トシとったらこんなステキなマダムになって、ステキなものに囲まれて・・・」とうっとりした私は冷水をかけられたのでした。
映画のラスト、別にどんでん返しがあるわけではないのですが、ちょっとショックでした。保守的と言うヤツは言え!世代が違うと家はただのハコでしかないのか。私は家はその人そのものの存在を表すものだと思っているので、家具がなくなってもその人を尊重して欲しいと思っているのですが、家とそこに住んでいた人への気持ちとはまた別のものなんだなあと。
きれいなシーン満載なので、できれば映画館で観てほしいです。
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