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2009年4月27日 (月)

グラン・トリノ

332286view002 武蔵野ミューで「グラン・トリノ」を観てきました。

長年フォードの組み立て工として働いてきたウォルトは妻に先立たれ、子供には理解されず、他人を受け入れず、頑なな生活をしていた。が、隣家にアジア系少数民族の一家が越してきて、その息子がウォルトの大切にしているグラン・トリノを盗もうとしたことからウォルトの生活が変わっていく・・・

この映画はすごい。絶対、時間を割いてでも観るべきです。

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いや~、さすがイーストウッド。巧みなんですね。人種差別主義のウォルトが隣家の家族に心を開いていく過程とか、なぜ差別せずにいられないのか、本当はウォルトはどういう風に生きたかったのかなどを説明っぽくなく自然に理解できます。

そして、クライマックスに向かっていくわけですけど、当然イーストウッドだからこうだろう、みたいな線上でラストを予想していたらまったく別の方向へと投げ出されてしまって、ショックでした。だって、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で使ってたモトネタがあるんだもん。当然そっち方面にかんがえますよね。ところがイーストウッドの使ったテは、まったく真逆で、しかももっとも衝撃的であったのです。問題のシーンで、私は十字架に打ちつけられたキリストを想像しました。釘ではなくライターですが・・・

そしてラストの静かなシーンでは静かな静かな温かさが劇場をつつみこんでいきました。傑作です。人にとって、救いとは何か。よく生きることとはどういうことなのか。どういうときに人として生きることができるのか・・・沢山のことをユーモアを加えて父親のように教えてくれる、素晴らしい映画でした。

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