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2009年2月 2日 (月)

英国王給仕人に乾杯!

4 日比谷シャンテシネに「英国王給仕人に乾杯!」を観にいきました。

日比谷シャンテシネは良質の映画を提供してくれる大変貴重な映画館なのですが、朝イチの上映は自由席。じゃあってんでちょっと早めにいったらば、券に「上映20分前にお越しください」と書いてある。でも上映20分前までは会場へ入るエレベーターが作動しない。ではどうするかというと、

「外に」「立って」待ってろと( ゚д゚)ポカーン

たいしたもんだ。この映画、お年寄りのご婦人が多く来ているというのに。

で、かなりムカついていたわけですが、この映画見たらやな気分がスカッと晴れました。面白い!

チェコスロバキア(当時)のヤン・ジーチェはやがてホテル王になることを夢見る給仕人。目端が利き、愛すべき男ヤンの人生はまさに禍福はあざなえる縄の如し・・・

5 アメリカで「まるでチャップリンの動きのようだ」と絶賛されたヤン役・イヴァン・バルネフ。ブルガリア人です。ちなみにこのヤン役は若いのと年取ったのと2人で演じているのですが、私はこっちの若い方が好き。見てるだけで楽しい演技です。

野心に燃えるヤンにユダヤ系の商売人ヴァルデン氏は「お前は小さな男、小さな国の人間、それがお前の血だ。それを忘れなければ人生は美しくなる」と諭しつつ、ヤンが困った時は助けの手を差し伸べてくれます。ヤンも、このヴァルデンさんもチェコスロバキアを襲う時代の波に飲まれていくことになりますが、ちょっと予習をしていったほうがわかりやすいので、公式HPをさっと見ていったほうがいいです。

1 ヤンのおよめさん、リーザ。小柄なヤンは自分より小柄な女性・リーザがチェコの愛国主義の若者に襲われたところ・・・といっても、ヒットラー・ユーゲントの象徴である白靴下を剥ぎ取るというものなのですが・・・を助けることで恋が始まります。

ヤンにとっては普通の恋でしたが、チェコとドイツの国境であるズデーテンには多くのドイツ人が住んでいて、それを理由にヒトラーがここを占領したのですから、チェコ人にとってこの恋がどういう印象になるかは押して知るべし。劇中、リーザが「いつかヒトラーが私たちを解放してくれる」と言っていたのは、こういうことなのか。皮肉にものちのヤンはチェコ人が追い出され、次にはドイツ人が追い出された村の廃屋に住むことになるのですが・・・

3 と書くとなんだか薄暗い映画のようですが、悲劇をコメディータッチで描くことで軽く、しかし余計に胸に迫るストーリーになっています。

視覚的にもとても美しい。建物も内装もステキだし、なんと言ってもチェコといったらカットグラスでしょう!色も形も大きさもさまざまな、美しいカットグラスの数々!キラキラと輝いて雰囲気を盛り上げます。

おんなのこがかわいいし、お料理はおいしそうだし、フロアマスターのアクロバティックなサーヴもおもしろいし、本当にスカッとする映画です。超オススメ。

しかし、人間ってマジメにやればやるほどヘンなのね。

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