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2008年6月11日 (水)

アウェイ・フロム・ハー

1 銀座テアトルで「アウェイ・フロム・ハー」を観てきました。

結婚している身としては、まあ八割がたの奥様方はダンナの介護をしてあげてから私が・・・と思ってるんじゃないかなと思ってるんですが、この映画の場合、奥様のほうがアルツハイマーにかかってしまいます。

18歳で彼と結婚し44年。美しく、おしゃれで、ウィットにとんだ妻。できれば施設に行って欲しくない・・・でも反対を押し切り妻は行ってしまいます。施設の規則で30日は面会禁止。30日後、花束を持って行っていそいそと施設に逢いに行った夫を妻は・・・・・

3 カンペキに忘れていました。それどころか、本当かどうかはしらないけれど、若い頃ちょっと好きだった男性と偶然ここで再会したと言って、その男性を甲斐甲斐しく世話しているのです。その上、くいさがる夫をストーカー扱い、これはキツい。

自分の存在はそんなにどうでもいい記憶なのか?妻に思い出してもらうことは不可能なのか?大体、本当に忘れてるのか?演技じゃないのか?私に復讐するために。

若い頃から浮気性で、女子大の教授なんで女子大生クイホーダイで奥さんはずいぶん苦しんだ、という話を施設に向かう車の中でしています。私だったら歯を食いしばってダンナより長生きして、身体の弱ったところを捨ててやろうと決意するところですが、この奥さんの場合は復讐のため他のオトコと仲良くしてるところをオレに見せ付けてやろうって考えてるっていうんですね。わかってんじゃん。

2 ひとしきり悲しみ終わった後、彼は考えます。彼女の幸せのために今自分ができることはなんなのかと。これって、結婚生活で一番大切なといかけであったりしますね。

そんなの、44年の結婚生活の中でやっとけよ!と怒るのはまあおいといて。怠慢だった自分への自戒をこめ、彼はある行動に出ます。このことがさらに彼を苦しめることなど知らず。

本当に静かに切ない映画です。結婚とは、家族とはなんなのか。トシをとるってどういうことなのか。大切な人は誰なのか。自分なのか、他の誰かなのか。色々考えさせられます。

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