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2008年2月 4日 (月)

アメリカン・ギャングスター

5_2 マイカル武蔵野ミューで「アメリカン・ギャングスター」を観てきました。上映時間約3時間。でも中身がぎっちり詰まってて、サクサク話が進むので、あっという間でしたよ。

きっちり地味なアフリカ系アメリカ人ギャングと、だらしないS××中毒の白人刑事。ホントにあった話って言うからすごいじゃないですか。「アンビリーバボー」みたいですよ。

4 誰かに仕えると金持ちになれない。仕入れの手数料を払うと利が薄い。低品質のものを売るとブランド価値がなくなる。他人を使うと裏切られる。

ということは、独立して店主になり、製造元から直接仕入れ、高品質なものをコンスタントに売り、兄弟をつかえば裏切られないから儲かるというゴーインな考えの下、恩師を失ったフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は麻薬販売をビジネスモデルとして展開。仕入れは直接ベトナムの大物から。販路はどうにでもなるとして、問題は輸送経路です。税関通れないもんねcoldsweats01

麻薬輸入ルートはイタリア系マフィアが牛耳ってます。これがいわゆるフレンチ・コネクションですかね。それでなんと、普通皆が手を触れないところに一緒に入れて密輸したのです(後年この手法は本人が否定しているわけですが、じゃ一体どうしたのか?)。このビジネスは大成功、史上初アフリカ系アメリカ人によるギャング団が結成されたのです。

3 一方、こちら仕事にかまけすぎ、そのうえS××中毒で家庭崩壊、私生活荒れに荒れまくってる刑事。しかし夜学に通って弁護士資格を取ろうとしているアンバランスなオトコです。

当時警察は腐敗しきっており、賄賂を貰うのがトーゼンの世界。しかし彼はフツーの警察であろうとして仲間から浮いてしまった上、大事なパートナーもそのせいで死んでしまうという、ひどい目にあいます。

そんな時、ある検察官から新設される麻薬捜査班の責任者に抜擢されます。賄賂を受け取らない仲間を引き連れ、手始めにパートナーの命を奪った「ブルー・マジック」なる麻薬の捜査にとりかかりますが、どうしても周辺しかつかめない。

6 腐敗した警察はマフィアとからんで私腹を肥やし、いい車にのっていい家に住んでます。その筆頭・トルーポは当然フランクに近づき、目こぼし料金を要求。しかしつっぱねられて怒った彼は、強制捜査でフランクの大金を着服します。

オカネを守っていたシェパードは恩師の元飼い犬。飼い主を失って途方にくれていた犬をフランクが引き取り、豪邸でかわいがっていたのです。犬と人間とはいえ、大切な人を失った者同士。芝生を嬉しそうに駆け回るシェパードはフランクの幸せの象徴としてシーンごとにいい効果を見せていました。その犬を撃ってカネを奪うこの男は、まさにフランクの幸せを破壊し奪う存在なのです。

1 素晴らしいビジネスモデルとはいえ悪は悪。リッチーに追い込まれフランクの帝国は崩壊しますが、そこで物語りは終わらない。

現在もこの二人のモデルになった人物は仲がよいそうで、逮捕した人間と逮捕された人間がどうやって歩み寄るのか疑問でしたが、終盤それが明らかになります。おもわず「そこかい!?」と突っ込んじゃいましたが、同時になるほど~と感心してしまいました。

とにかくテンポが速くて飽きさせず、映画2本分のボリュームがあります。ビジネスサクセスストーリーとしても面白いし、警察ストーリー映画と観てもGOOD。エンドロールのあとにワンシーンありますが、ま、これは飾りみたいなもんでしょうかね。

あと、フランクのお母さんがフランクを叱る演技が素晴らしい。味わってください。

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