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2008年2月27日 (水)

エリザベス・ゴールデンエイジ

1 TOHOシネマズ府中で「エリザベス・ゴールデンエイジ」を観ました。

いずれも芝居達者ばかり。衣装やアクセサリーは豪華だし、ロケ地は重厚。眼福眼福。

Photo 今回一番驚いたのは、クライブ・オーウェンです。「キング・アーサー」や「インサイド・マン」での彼は悪いけどあんまり面白みのない、ただたんたんと演技している印象がありました。が!彼に何があったのか?満ち溢れるオトコとしての自信。話を聴いてみたいと思わせる目の光・・・まさにエリザベスが興味を持つにふさわしい演技でした。よほどこの役にノッてたんでしょうかね。ホレちゃいましたね。

2 はじめはヘンなオトコだな~という程度の好奇心でしたが、彼・ウォルター・ローリーの航海体験談を聞くうちに自分のこれまでの不安だった道のりとが重なり合い、いつしか深く惹かれていきます。でも彼とどうこうなるわけにもいかないし・・・なんといっても国と結婚した身・・・ということでとりあえずオキニイリの侍女ベスに相手をさせることで擬似恋愛をすることにしましょう・・・

4 ところがこの二人がホントにできちゃって、おまけに妊娠!女王の侍女の結婚は女王の許可が必要なのに、しかも相手はアイツかよ!自分が近づけたんだけど悔しい~ジェらしい~!なんで~!ロンドン塔に入っとれ!

3 てなことにヤキモキしてたら従姉妹のメアリ・スチュワートの謀反&エリザベスの暗殺計画発覚、死にかけたぞ!でも王族を自分の手で殺すなんてできないよ~でも殺さなきゃ殺される?

取り乱しつつも死刑にしたらば、それを口実にスペインの無敵艦隊が攻めてきた!イギリスは堡塁を修理するオカネだってないのに!エリザベス超ピンチ!

こうなったら自分の国を守るため、農民だって囚人だって駆り立てて戦うしかない!ウォルターもロンドン塔から出して戦わせなさいっ!

5 ドレイク提督や「サー」ウォルター・ローリーらの活躍もありなんと無敵艦隊を撃破。これを契機にイギリスはゴールデンエイジと呼ばれる平和な時代が、スペインの国力は低下していくのでした。

ある程度世界史でもお勉強するアルマダの海戦ですが、なんか納得いかないなあ。なんだかローリーひとりの活躍みたい・・・もっと戦略的な説明があってもよかったんでは?たとえばスペインの船に比べてイギリスの船のほうが小回りがきいたとか、戦略がどう奇抜だったかとか、大砲の射程距離の問題とか、開戦の理由にしても宗教問題が濃すぎて、貿易の話は出ないし、第一エリザベス自身が流されて生きてる印象が強すぎる。彼女の持ってた人事に関するセンスとか、政治的見解とかをもっと強く押し出してくれないと、結果オーライの単なるラッキーな人物にみえてしまわないか?それとも監督自身が運命に翻弄されるひとりの女性としてしかエリザベスを見ていなかったのか?

翻弄されても泳ぎきってしまえばOKですが、それだけではエリザベス本人の魅力を十分に出し切ったとはいえないと思います。兵士の前で演説したから偉大だとも単純に思えませんね。その辺りがこの映画のもうひとつ足りないところだと感じました。面白くなくはなかったけど。

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