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2008年1月30日 (水)

シルク

1 TOHOシネマズ府中で「シルク」を観てきました。やっぱりプレミアスクリーンは観るモチベーションとなります。

スエズ運河以前、日本は(しかも密入国者にとっては)信じられないほど遠い遠い、命の危険を冒してまでも来る価値のある国だったのね・・・ということだけが勉強になりました。期待大きすぎたかな。

2 舞台はフランス。除隊して製糸工場に入社し美しい妻を娶ったエルヴェは、謎の蚕の病気の発生をうけ、まずエジプトへ蚕の卵を買い付けに行きますが、その卵も病気に。かくなるうえは素晴らしい絹を生産している日本に卵を買いに行くしかない!

しかし日本への道のりは長い。まずフランスからオーストリア・ウィーンまで馬車。そこから鉄道でモスクワまで行って、人を雇ってキャンプチームを作り、ソリでウラジオストックへ行き、密入国船に乗って山形県の酒田。そこから変装して川をのぼったり山に登ったり目隠しをされたりと、ようやく山形のとある村に着きます。ここがワタシ的にはこの映画の最大の見せ場でした。ということは、他には別に何もないということですよ。

3 がんばって村をひとつ作って撮影した割には、なーんだかやっぱり中国っぽい。ま、ガイジンにはわかるまいからいいんだろうけど、シラけます。

特に、原十兵衛の妻。幕末の山形の奥方はあーんなザンバラ髪してたのかね。絹で潤ってる村っぽかったし、後に兵器の密輸にもカンでる風だったのに、髪結いもいなかったの?秘密の村だからそんなのいらないの?謎だなあ・・・

それに、危険を冒してこの人のためにあと2回も日本に来るにしては、なーんか足りないでしょう。エルヴェをとりこにする決定的なものが温泉覗き見じゃね~。悪いけど芦名星さんの演技力不足はいなめない。

特にお茶をゆっくり淹れるシーン。昔「それから」という映画で藤谷美和子さんがゆっくりご飯をよそうシーンがあり、これはいかん・・・と思ったのを思い出しました。

それに比べ國村隼さん、ひとりまともな時代劇ぽくてよかった。ぎゅっと場が引き締まります。こういうのが武士の演技だっていうのをもっとガイジンさんたちに見せてほしい。

4 結局エルヴェはエレーヌの大きな愛の中から抜けることはできない孫悟空とお釈迦様のような関係なのでした。ダンナの浮気なんかお見通しよ、て奥さんは多いよ。うん。

それにしてもケイト・ウィンシュレットにしてもキーラ・ナイトレイにしても病気で死ぬ役へたくそだなあ。2人とも丈夫なのかなあ。

とにかく冗長な、退屈で、もったいぶった映画でした。原作はもっと短くすっきりしてるらしいですけどね。

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