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2007年12月 3日 (月)

マイティ・ハート

1 ワーナー武蔵野ミューで「マイティ・ハート」を観てきました。

ドキュメンタリータッチで描かれているため、全体に照明を抑え目にしているせいか画面が暗いし、似たような人がいっぱい出てくるので人の名前を覚えるのがたいへんでした。

しっかしアンジー、痩せすぎだろ。

Photo夫婦でジャーナリストのパール夫妻は9.11後すぐパキスタンへ。危険な取材中、夫が行方不明になってしまいます。

その後夫はテロリストに誘拐されたことが判明、妻マリアンヌ(アンジー)はパキスタン情報部やFBI、ウォールストリートジャーナルの仲間らとともに夫を救出すべく動き出しますが・・・

という、事実に基づいた映画です。原作は「マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死」。ブラッド・ピットプロデュース作品です。

フツーのハリウッド作品ですと、アンジーが武装してテロリストのアジトへ乗り込み、夫を奪取してアメリカ万歳なカンジにしあげるのですが、これはちと違う。あくまでも事実中心に、淡々と、派手なパフォーマンスを控え、演技も抑えたものにしてあります。どちらかというと感情をむき出しにする外国人の皆さんとは違って日本的な、感情を抑えて内に秘めるタイプの女性をアンジーがうまく演じています。

と思っていたら、主人公の女性は仏教徒。しかも日本では結構メジャーな宗教団体の会員(事実)でして、勤行をあげるシーンでちょっとびっくりしました。が、まそれはおいといて。

3 パール夫妻の友人です。インド人なので、関係のよくないパキスタンにおいてスパイ扱いです。この人「プロヴァンスの贈りもの」に美人秘書の役で出ていましたね。コミカルもシリアスもすごくいけます。

この映画の中には対立軸が沢山出てきます。アメリカ対テロ、インド対パキスタン、原理主義とそうではない人、ムスリム対ユダヤ経・・・夫はユダヤ教なので非常にまずい展開なのです。

2 結局、じじつどおり悲惨な結末を迎えてしまうわけですが「テロリストどもを皆殺しにしてやる」とか「政府は何やってんだよ」みたいな過激なセリフは出てきません。ただ夫を失った悲しみに見ているほうの胸が引き裂かれるような悲鳴にも似た泣き声をあげるマリアンヌ。そしてその後のささやかなお別れ会の際には捜査をしてくれた仲間達に感謝の言葉を述べ、復讐を誓うわけでもなく、日常へ戻っていくのです。

この「日常に戻る」ということがどんなに苦しいことか。アンジーの買い物帰りのシーンが最後にありますが、どことなく苦行に見えなくもない・・・日常とは行なのかもしれません。

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