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2007年6月13日 (水)

あるスキャンダルの覚え書き

Sukyan2 立川のシネマシティで「あるスキャンダルの覚え書き」を観てきました。あんまりシネマ1の映画館は好きではないけど、日比谷に行くことを考えればいいか。

とにかく、すごい映画です。

Sukyan1

上映時間が短いので、ドラマに無駄なところがなく、濃密です。しかもこのジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの演技合戦がすごい!火花散ってますよ。これだけでも見る甲斐があります。最後にはなんだかドキュメンタリーを見ているような錯覚に陥るほどでした。

Sukyan3

2人とも、現実の自分の生活に不満を持っているにも関わらず、あえて口にも出さず生きていく。これは誰でもそうですが、その誰でもが落ちていく危険な道を2通り見せてくれます。孤独は人を恐ろしい鬼に変えていくのでしょう。ケイトは終盤鬼のような顔になってます。冒頭ではジュディに「妖精」と評されておりますが。

普段生活しているときは気がつきませんが、パートナーとのスキンシップは他の人とは少し違います。「ねねね、背中掻いて!」「うー、ごめん、足揉んで・・・」「顔にこれ(往々にしてご飯粒の場合が多い)つけてどこいくの?」などなど、気がつかないけどパートナーとしかしないスキンシップでしょう。背中掻いてもらうのは、息子といえどしてもらわない。

ダンナが死んじゃったら背中は孫の手かぁ・・・と思うとすごく味気ない。それどころか、「咳をしてもひとり」状態では、TV観て笑ったって寂しいでしょうね。

一人暮らしの身寄りのない年配の男性が会社にいましたが、その人が自宅で脳梗塞で倒れたとき、民生委員さんが連絡したのは会社でした。私が入院セットを買い揃え(ダンナは自分で下着や服を買う男なので、私はこのとき初めて紳士用下着を買いました。)、毎日お見舞いに行きました。もちろん、会社のみんなも、順番に私の車に乗って顔を見に行きましたが、所詮は会社だけの付き合いです。どんなに寂しかったでしょう。今この映画を観て、しみじみとその男性の孤独が伝わる気がします。

Sukyan4

ケイトのだんなさんは「パイレーツ・オブ・カリビアン3」のイカ男デイヴィ・ジョーンズのビル・ナイでした。しみじみといい演技。

しっかしジュディ・デンチって貴婦人やっても「M」やっても怖いオールドミスやってもしっくりくる。すごい人です。流石はダイム。

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