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2007年5月23日 (水)

主人公は僕だった

2_8 主人公は僕だった」を観にいきました。レディースデイなのに劇場には十数人。やはり主人公の僕があまりにもマイナーな人だからでしょうか。

1_4 問題点はほかにもあります。まず、人生のストーリーを誰がどこまで握っているのかはっきりしないこと。例の声を聞いたハロルドは自分を救うべく教授に助けを求めいろいろ試してみますが、その行動は小説の筋書きにあったのか曖昧です。

つぎに、アナがどうしてハロルドを好きになるのか、決め手がない。何か(バスのシーン以外に)印象的なシーンが欲しかった。ハンサムじゃないんだから、「素直に謝った」だけでは部屋に入れるほど好きにならないんじゃない?あんまり知らない人なんだから。

それから、「死と税金」ってあまりにもひどいタイトル!これが彼女の代表作と言っていいものって、どんだけー!!

3_3 文句ばっか言ってますが、かといって満足できなかったとはいえません。

ハロルドがハンサムじゃないだけほんとに国税局の人みたいで身近な感じがしますし、荒唐無稽な筋書きも許せる。これがジュード・ロウだったら嘘っぽくて馬鹿馬鹿しいですよ。変な顔も見慣れてくると、シャイで不器用な魅力にあふれて見えるから不思議です。

この映画はどうやって自分のコントロールされている人生と死を取り戻すかという物語ではありません。自分の死の意味を肯定することによって自分の生をも肯定できる・・・大切な人を残して死ななければいけないとしても。逃れようのない運命でも、その死が尊厳に満ちていたから恐怖を凌駕できたひとりの平凡な男の物語ではないかと思います。死に向かう彼は清清しかった。

とはいっても、観はじめから結末が見えてるのがまた興ざめなのですが、悲惨な結果は望むところではないので、これでいいかな、と。

あと、エマ・トンプソンやダスティン・ホフマンを向こうに回しての演技はさぞやプレッシャーだったでしょうが、なかなかどうしてウィル・フェレルが負けていないのに感動しました。マギー・ギレンホールもちょっとアクの強いキュートさがいい!ジェイクのお姉ちゃんだと言うことぐらいしか知りませんでしたが、応援するぞ。

H190523_002 たとえ昨日寝たのが午前2時半でも、映画観て帰りが遅くなっても、犬たちは「遅かったな、さ、行こうか!」てなもんで。行けば行ったで楽しいのが不思議なことですな。

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